ITクオリティ株式会社は、IEC 61850とCIM(IEC 61970/61968)の「噛み合わなさ」がどこから来るのか、系統運用の視点から論じた解説記事をITQ Laboratoryにて公開しました。電力系統シリーズの第二弾にあたります。
記事について
記事名:「デジタル変電所とCIMはなぜ噛み合わないのか ── 系統運用の視点から見た調和の論点」
媒体:ITQ Laboratory
URL:https://www.itq.co.jp/lab/iec61850-cim-harmonization/
記事の概要
IEC 61850とCIMはどちらもIEC TC57が管轄するコア標準でありながら、別々の目的で独立に育ってきました。変電所内を精緻に記述するIEC 61850と、系統全体のトポロジーを扱うCIM――この二つを一つのデータとして扱おうとすると、構造的な断絶が現れます。
本記事では、系統運用の現場の視点から、その断絶がどこにあるのか、いま誰がどのように調和を進めているのかを整理します。
主なトピック
- 視点の違いという根:CIMが「機器の接続(トポロジー)」を、IEC 61850が「機能の振る舞い」を記述するという、根本的な目的の差
- 接続が分かっても同じにならない理由:静的接続と動的トポロジーの区別、論理ノードとCIM機器の多対多対応、変電所スコープと系統全体スコープの差という三重のズレ
- 調和の現状:IEC TC57 WG19によるCIM–SCLマッピング、IEC 62361-105策定の動き、実証事例での残課題
- 日本の実装が取ってきた橋渡しの方法:変電所監視制御システムを「情報連係の拠点」として位置づけた設計判断と、その含意
- 次回予告:系統側の制約が分散リソース(VPP・DR・アグリゲーター)側にどう波及するか
記事へのリンク
> 「デジタル変電所とCIMはなぜ噛み合わないのか ── 系統運用の視点から見た調和の論点」
> (ITQ Laboratory掲載・無料)
> https://www.itq.co.jp/lab/iec61850-cim-harmonization/
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